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○ちわびる母

実家の母から野菜の宅配が届いた。
母は趣味で畑でいろんな野菜を作っている。花を育てるのもうまいから、野菜も上手にそしておいしく作る。

3日ほど前に「野菜送るから楽しみに待っててね〜」と連絡があったので、どこかのワンコみたいに楽しみに待っていた。
ダンボールに入っていたのは自家製のたまねぎ、ジャガイモ、にんじん。
カレーかシチューを作れといわんばかりの野菜だが、どれも新鮮でスーパーで買うのと感触も味も違うのは間違いない。

そしてふとみると隅っこに張り付くように手紙が入っていた。
「もうすぐ父の日だけど、何も送らなくていいからね。お父さん心配してるから電話だけしてあげて」
あ〜心配かけてるな、と改めて思う。
電話はもちろんするつもりだけど、何かの記念日にはやはり気持ちと一緒に何かプレゼントもしたい。
心に残る言葉と、目に残るプレゼント。

離れて暮らしているから、気持ちが飛んでしまわないように、そして両親のことも気にかけているよなぁんて、身勝手な私のアピール。

だから送るなって言われても送ります!!私の気がおさまらないから。
今回は冷酒デキャンタ。今年の正月においしい冷酒を頂いたのだが、冷酒用デキャンタがなかったから変なビンに入れて飲んでて。
もうちょっとみためおいしく飲めたらね〜と家族みんなで言ってたのでそれをプレゼントにするって決めてました。
もうすぐだ。送らなきゃ。

そして母の手紙の最後。
「帰りを待ちわびる母より」
うっ、じ〜〜〜〜んときた・・・
ってよく見ると「待ちわびる」の漢字が一度書き直されている。
ぅん?よく見ると元が「持ちわびる」ってなってますけど!持ってどうする!?爆笑

・・・じ〜〜んとさせながら笑いも取るか、母よ。
セミナーに笑いもいれる事をモットーに考えている私。原点は母にあったか・・・
aroma-color | 日記・ブログ | 13:58 | comments(5) | trackbacks(0) | - | - |
Comment
なんかいい話だなー。家族っていいよね。

私は残念ながら父親と長らく冷戦中・・・というか、話すことは話すんだけど、必ずケンカ別れ?みたいになっちゃうんだよね、実家に帰ると。ずーっと続きそう。身内ってこうなると怖いよねー。

ちょっと反省してみました。

posted by チヒロ ,2005/06/29 1:59 PM

めちゃあったかい話。
最後のオチも最高!
結婚してから、親のこと、前より考えるようになったなぁ。。ま、あたしの場合、実家も近いしかなり会ってて、あんまりしみじみ感はないけど・・
父の日すっかり忘れてた。どどどーしよぉーー。。

posted by その ,2005/06/29 1:59 PM

なんだかんだ言って家族っていいものです。
大事にしたいですな〜〜

posted by あつ子 ,2005/06/29 2:00 PM

『西条八十詩集』より〜。

母さん、僕のあの帽子、どうしたんでしょうね?
ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ。

母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
僕はあのときずいぶんくやしかった、
だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
紺の脚絆に手甲をした。 そして拾おうとして、
ずいぶん、骨折ってくれましたっけね。

けれど、とうとう駄目だった、 なにしろ深い谷で、それに草が
背たけぐらい伸びていたんですもの。

母さん、ほんとにあの帽子どうなったでしょうね?
そのとき傍らに咲いていた車百合の花は
もうとうに枯れちゃったですかね、

そして、 秋には、灰色の霧があの丘をこめ、
あの帽子の下で毎晩、きりぎりすが啼いたかも知れませんよ。

母さん、そして、きっと今頃は、今夜あたりは、
あの谷間に、静かに雪がつもっているでしょうか、

昔、つやつや光った、あの伊太利麦の帽子と、
その裏に僕が書いた Y.S という頭文字を

埋めるように、静かに、寂しく。


===========================

暑い夏と夕立ち。ポケットにしまいこんだ1冊の詩集と
暗い映写機の音にまぎれた、ちいさな思い出の画面に
いつも戻ってしまう時もありますね。

この詩は映画『人間の照明』の主題歌にもなりました。

とまどいながら生きていくことにきっと不器用にも
慣れていく日々。。

==========================

母さんを 大切に せなあかんね。ちょい反省の日々。

posted by FORTUNE ,2005/06/29 2:00 PM

>FORTUNEさん
コメントありがとうございます。
詩を読んで、ほろりとしてしまいました。頭の中に美しい情景が浮かんできて。

とまどいながら生きていると、あるとき気づいたら、毎日追われるように過ごしていた・・・なんてことあります。その時は必ず何かを失いかけていってるような気がします。

どんなに忙しくても、たまにはゆっくりと自分の後ろを振り返りたいと思う、大事に、手で包んで熱を感じるように。

posted by あつ子 ,2005/06/29 2:01 PM










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